アーユルヴェーダ「6つのラサ」~塩味編~
アーユルヴェーダ
【6つの味覚~塩味~】
6つのラサの3つ目、今回は味付けの基本でもある「塩味」についてご紹介します。
塩味は、五大元素では「水」と「火」から成ります。
では、詳しく塩味の性質を見ていきましょう!!
【塩味の性質とは】
ドーシャに与える影響としては、 酸味同様、カファとピッタを増やし、ヴァータを減らします。
そして、熱性、重性、油性の性質があるとされています。
塩味がつくと、食が進むのはイメージできますよね。
「すべての味」という意味のサンスクリット語で呼ばれる塩。
事実、ありとあらゆるものに使われる味であり、私たちが好む味でもありますね。
塩味には食欲増進効果があるだけでなく、消化を助け便秘を解消する効果もありますよ。
反対に、摂り過ぎによる不調もあるので気を付けて!!
塩味はカファやピッタを増やすので、過剰に食べると、肥満や肌トラブルにもつながります。
元々カファ体質・ピッタ体質の方は、塩分を控えめにするよう心がけましょう。
逆に、ヴァータの乱れで気分がイライラしている時には、 少し塩味が強めに効いたお料理でヴァータを抑えることができますよ。
【塩味の効能】
塩味をつける代表的な調味料と言えば、まずは「塩」なのですが 食塩は大きく2種類に分けられます。
「海水塩」と「岩塩」です。
アーユルヴェーダでは、「岩塩」を摂るよう勧めています。
岩塩は塩味ではありますが熱性を持たないため、ピッタを増やさないとされているんです。
同じ岩塩でも、鉄分などのミネラルが多すぎるピンク色のものよりも白い岩塩がおすすめ。
製造中に溶解や抽出の工程がなく、自然に結晶したような岩塩が体にはベストです!
また、日本独自の食文化として、豊富な発酵調味料があります。
味噌や醤油のほか、塩麹のブームも記憶に新しいところです。
これらの発酵調味料も塩分含有量が高いため、カファとピッタを乱す食材ではあります。
とはいえ、一方でこのような発酵食品には消化を助ける役割があります。
「きちんと消化しアーマ(毒素)を溜めない」ことは、アーユルヴェーダの基本理念。
量に注意すれば、毎日使っても問題はありませんよ。
アーユルヴェーダの本場インドでは、キュウリに塩と唐辛子粉をかけて食べることが多いそう。
これは、アーユルヴェーダの考えに則っていて、 水分が多く体を冷やす性質のキュウリと、熱性を持つ塩や唐辛子を合わせることで バランスを取り、消化力を高めているんです。
日本でもお馴染みの「スイカに塩」も、同じ組み合わせですよね。
体が冷えがちな方は、冷性の食材をそのまま食べるよりも 適度な塩味と組み合わせた方がいいかもしれません。
「塩ラッシー」も密かに人気です。
プレーンヨーグルト80gを、冷ました白湯150㏄で薄めて 塩ひとつまみ、レモン汁少々、お好みでクミンパウダーも少々加えます。
ヴァータの乱れによる冷え、不安、イライラなどを鎮めるのに効果があります。 便通の改善や、デトックス効果にも期待大ですよ!
塩味の性質を知り、健康を害さない範囲で上手に摂取していきましょう(^◇^)
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