アーユルヴェーダ体質論~ドーシャ~
アーユルヴェーダ
【ドーシャ(体質)とは何か?】
前回の記事(アーユルヴェーダで花粉症や鼻炎対策を★)で
「ドーシャ」という言葉が出てきました。
この「ドーシャ」は、アーユルヴェーダにおいて最も大切な概念のひとつです。
今回は、詳しくご説明したいと思います。
【アーユルヴェーダの体質論~「トリドーシャ」理論】
アーユルヴェーダでは、すべてのものに【空・風・火・水・土】という
5つの自然エネルギーが働いていると考えており、
気候や時間、食べ物はもちろん、 全ての人の体もこのエネルギーの影響を受けています。
「ドーシャ」とは、人間の生理機能に関わるエネルギーで、
人間それぞれが持つ体質や、日々の体調の変化などを決めるもととなるものです。
ドーシャには、以下に挙げる3つの種類があります。
それぞれのドーシャは、アーユルヴェーダの五大元素【空・風・火・水・土】のうち
2つの要素から成り立っています。
ヴァータ; 空と風
ピッタ; 火と水
カファ; 水と土
これらを総称して、 「3つのドーシャ」という意味の「トリドーシャ」という言葉が使われます。
そして、アーユルヴェーダでは、 人の体はこの3つのドーシャの影響を受けていると考えます。
3つのドーシャがバランスしている状態こそが「健康」。
バランスが大きく崩れると、体調に変化が生じたり、病気になったりします。
つまり、アーユルヴェーダでは
「3つのドーシャのバランスを保つことによって 病気を予防し、健康状態を持続する」
と説いているんですね。
それぞれのドーシャには、心身に影響する特性があります。
実は、3つのドーシャがぴったり均衡している人はあまりいないんです。
ほとんどの人は、3つのドーシャのうち1つか2つのドーシャが強く出ています。
どのドーシャが大きな割合を占めているかによって
個人の「体質」が作られている、というわけなんです。
具体的に、人の体質は次の7つに分けられます。
①ヴァータタイプ(ヴァータが突出)
②ピッタタイプ(ピッタが突出)
③カファタイプ(カファが突出)
④ヴァータ・ピッタタイプ(ヴァータとピッタの両方が優勢)
⑤ピッタ・カファタイプ(ピッタとカファの両方が優勢)
⑥ヴァータ・カファタイプ(ヴァータとカファの両方が優勢)
⑦トリドーシャタイプ(3つのドーシャがバランス)
※ 4、5、6について、 2つのドーシャのうちどちらがより多いかによってさらに分類し、
合計10個に体質を分ける方法もあります。
自分の体質はどのタイプなのかがわかれば どのような病気になりやすいか、
それを防ぐにはどうすればいいかが見えてきます。
まずは自分を知り、自分に合った生き方、過ごし方をすること。
これこそが、アーユルヴェーダ的な健やかな人生を送るためのアプローチ方法なのです。
次回はさらに深く体質についてお話します。
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